明日もきっと、朝はパン

嘘は書かないようにしてる

ホウヨウ

息吐くあの頃伝えられなかった

ひとつの思いを君に託そう

 

 

 

同じ血の中 巡らす僕の

僕のそれぞれを 君にたくさん

 

 

 

握った手を 触った頬を

憶えているのは 僕だけです

 

 

 

けれども 確かに

答えを全部 その中に

 

 

 

 

 

 

息吐くあの頃気づけなかった

その思いは 私が受け止めて 

 

 

 

握りしめたそれを 振り切って

初めて何かを信じてみた

 

 

 

ほんとは少し 憶えていました

声と言葉と それから意識と

 

 

 

横顔も 見ていた

今ではどれも ないけれど

 

 

 

 

消えた吐息は そのままで

きっとこれは渦巻く血のせいだと

 

 

 

今では すっかり、そっくり

やっぱり私はあなたにそっくり

 

 

 

 

それからそれから

ぐるりと時はひと回り

 

 

 

変わらぬあなた  変わりゆく私

 

 

いつかは私も 永く永く

 

 

 

それまでどうか 

私が私らしく そしてあなたのように

 

 

 

いられますように 手を 合わせた