雨と晴れ間
先週末はずっと涙が止まらなかったんだけど、
今週はいろんな人と話すことが出来て、週末人にも会えて、少し立ち直った。
今月はなんだかずっとしんどくて、外に出たくても雨ばかりで、心を沼の底に落としてしまったみたいだった。それを取りに行くのも面倒で、頑張ろうとするのもしんどかった。でも、涙が出るだけマシなんだと思う。
自分の機嫌を取ろうといろいろとトライした。映画を観た。映画をきちんと観れるからまだ大丈夫だった。人と話すのは楽しかった。それが終わるのは本当にしんどかった。
気づいたらハロウィンが近づいていた。
父親が暑いとボヤいてるのを聞いて、ぼんやりともう夏なんだな、なんて思ってしまうくらい季節感を忘れていた。
借りたDVDがなかなか見終わらない。時間はあるし、観たい作品なのに、あまり観る気にならない。かといって他にやることもなくて、それで時間が過ぎていくのもしんどかった。
もう11月か、時間過ぎるの早い、、とか思ってしんどかったけど、別にそれはしんどくなくない??と思った。
同期に悩みを打ち明けたら、気にかけてくれるようになって、それだけで救われた。アルバイトの女の子に頑張って話しかけてみたら楽しくてまた救われた。先輩がお昼に誘ってくれたのも素直に嬉しいと思えた。
映画館で知らない人とたくさん話して、また会えたらいいなって思った。その日観た映画も偶然そんな内容だった。
いつもの友達はいつも通りで、ゲラゲラ笑った。本当に今日もくだらなかった。
しんどい分、人に会いたいって素直に思えるし伝えられるし、今週はいろいろな人に救われた。ありがとうって思った。
最近はそんな日々だった。もう少し頑張ってみようかな。
今なにしてる?を呟く人はいない
ツイッターで超くだらないこと呟く人のツイートみたり好きなものの情報集めたり、時々自分で思いついたくだらないけど誰か笑ってくれそうな、または自分で笑うようなツイートしたり、インスタで犬とかラッコとかペンギンの動画見たりしてニヤニヤするのがすごく好きだったんだけど。
SNSで好きなものだけを見るのって不可能じゃないですか?
広めてなんぼじゃないですか、アレって。
全然知らない人が全然知らない人と言い合ったり、正論だ!わー!ってなったりしてるのに嫌気がさしました。
とりあえずSNS消したけど、情報シャットダウンするのってすごく怖いわ。すぐまたインストールしそう。
昔は好きなものに対するほかの人の意見なんて触れる機会がなかったから、自分が良いと思うかどうかが全てだったのに、
今は自分が好きなものを嫌いな人の意見とか、世間はどう反応しているんだろうとか、そういうのがどうしたって目に入るし、気になるし、全てを世間的な位置付けで見てしまうようになった。
要は、一対一で作品に向き合っていないかんじ。
自分が好きなら見たり聞いたりすれば良いし、好きじゃないなら触れなければ良い話なのに、そこにいちいち共感を求めたりする。
昔は好きなものを共感できる人が現実世界にしかいなくて、それはそれで辛いこともあったけれど、その分真っ直ぐに作品と向き合っていた気がするよ。
あの頃に戻りたいなぁ。。。
寝ている間も
こめかみから右に五センチ上に二ミリのところだよ、その記憶は。だからそこから一本針を通してね、反対に抜けるとキレイにその記憶だけ取れるんだ。
みたいなね、みたいな感じで"忘れる"ことが出来るなら、君もわたしも生きるのがもう少し楽だったよね。
忘れるって、失うことではないんだね。恥ずかしい出来事も、昔の自分も恋人も、叶わないのにまだ好きなあの人も、完全に記憶から消し去ることはできない。
できるとしたら、その記憶を少しずつ少しずつ小さくすることだけだ。
だけどそれも、思いもよらぬことでバチッと全部思い出したりして、すぐに鮮明になったりするから厄介だ。
完全に忘れることができるのは、何十年後か先、忘れたことも忘れてしまうようになったとき。
良い記憶もね。
忘れたいのに忘れられないって、人間だれしも悩むことなのに、それでも進化していかないのは、やっぱり必然性があるからなのか。
みんな日々、何かに悩んでいるのかな。
常に何かふとした時に考えてしまう、基準の思考元があったりして、一人でいるときはそこに戻ってきてしまう、みたいなことがあるのだろうか。
私は今二つほどそういう基準の思考元があって、事あるごとにそのことばかり考えてしまう。
何も考えていない時間って多分ないな。
どちらかというとネガティヴマシーンなので、それを考えていて楽しいってことはあまりないし、うわあああ!って叫びたくなることもあるけど、猿とかではないのでそこらへんは大人しいです。
忘れたいこと、忘れられたら楽なこと、いろいろとあるけど、全てを忘れてしまうのはもっと辛い。
忘れられないモヤモヤを物質化してできた芸術なんかもあるだろうし、人間がネガティヴな記憶を簡単に捨てることができたら、文化はここまで発展しなかったのかもね。失恋ソングなんて特に。
なんてことを書くつもりはさらさらなかったんだけど、なんとなく朝起きたら冒頭の文章が思い浮かんで、二度寝して起きたらそこだけメモってあったので続きを書いてみました。
いや、こめかみに針通したら痛いやん。
夜明け
何回キリンジのエイリアンズを聴いても明けなかった夜が、今ではこんなにも一瞬で明けるようになった。きっと私のモラトリアムも、これでもう、夜明けを迎えてしまったということなんだろう。
夜が短い。社会人になって一番変わったことはそこな気がする。他のことは思ったよりも変わらなかった。むしろ今までの四年間の生活がまるで嘘だったかのようだ。
それでも本当に映画は観なくなった。大学生後半は、働いてもいないし学校にも行っていない、世間からちょっと離れた状況で、その中でちょっと浮いた人々の映画を観ていたからしっくりきていたけど、今ではすっかり毎日電車で輸送されて、休日しか遊べない一般人になってしまったからそういう映画への共感が薄れてしまった気がする。平日の昼間の景色が、今はとても愛おしい。
あっという間の毎日で、気づいたら週末になっている。だけど一週間があっという間に感じたところでまた次の一週間が待っているだけで、長期休みに近づくわけでもなく、進級するわけでもなく、なんだかどこに向かっているんだかよく分からない。
楽しくないとか辛いとか、人生それだけで日々を判断できないんだなぁと痛感している。
定年まで働くならあと約40年。もし結婚したり出産したら、それも中断して、自由には働けなくなって、それでもやっぱり自分の人生だからちゃんと働いていたくて、でもそれだけの人生はイヤで。
前回計画を立てすぎないでと書いたのに、やっぱりいろいろ考えてしまうデイズ。いつ死ぬかも分からないのに。
そして私は明日また一つ歳を取る。まだまだ心はモラトリアムなのに、体は毎日社会に出ている。
22歳はなんだかとっても長かった。一年後に働けているかも分からない状態で、あの頃はあの頃でモヤモヤしてた。もうずっとモヤモヤしてる人生なのかな。それはそれで悪くないのかもな。
答えが出てしまう方が、私にはよっぽど怖い。一生モラトリアムなのもごめんだけど、23歳、やっぱりもう少しこのままいさせてください。
四年前の私へ
やあこんにちは。
私です。四年後の。22歳になりました。
こちらは、大学の卒業式を迎えました。
何が言いたいかというと、受験おつかれさまってことです。あれほど辛いことは今までなかったよね。モチベーションがなかったことも知ってるよ。でもね、四年後にこうしてあなたに一筆描きたくなるような、そんな大学生活を送れたことを、書くうちに目頭が熱くなりそうなことを、詳細には言えなくても伝えたくて、感謝と共に言葉を送ります。
『誰よりも神経質で心配性なあなたが今、どんな気持ちでこれからの新しい生活を送ろうとしているか、私は今、手に取るように分かります。なぜなら私も今、同じ気持ちだから。
この四年間がどんなものだったかは言いません。だってそんなの、私がつまらないからね。
楽しいかどうかは、これからあなたが知ること。伝える必要はないよね。
ただひとつ伝えておきたいのは、頭の中で計画を立てすぎないで、ということです。
なぜならそれは、本当に意味がないから。
あなたが勝手に頭の中で描いてる四年間は、おそらく同じようには実現しないと思います。
これまでの人生だって、想像通りに行ったことはなかったでしょう?
それでいいんです。四年後の私はそれに気づいているし、私は多分、あなたが思う私にはなっていないけど、今のあなたと今のわたし、交わるように変わっていって、頭の中に描いていた私はもう誰でもなくなっています。ここにいるのが私であり、そしてあなたなのです。
これから四年間、どんな日々になるんだろう。
私にはないこれからを今あなたは持っていて、あなたにはないこれからを、私は持っています。
マイナス思考で生まれた不安たちも、こういう形でプラスに返ってくるんだよ。不安はいつか、何かしらの形になるんだよ。
そんなことを伝えたくてこの文章を書きました。
そしてこれは途中から、もうすぐ27歳になる私から、22歳の私への手紙にもなっています。
四月からの新生活。考えすぎずに、計画を立て過ぎずに、がんばるんだよ。今のわたしへ。』
腹八分目
お腹が空いてしょうがないのは、晩御飯を食べていないからだ。
満たされていないと思うのは、お腹が空いてしょうがないからだ。
だけどきっと、明日の朝にお腹を満たしても満たされない何かがあって、
それは多分、晩御飯のせいではなくて。
でも今は、満たされないことを、空腹のせいだとしたいのです。
お腹を満たしたら、知ってしまうから。
腹八分目が、いいのかもね。
アタマもオナカもぐるぐるぐるぐる。
こんな夜にこんなことを書き始めてしまったのは、
一体何のせいなのでしょう。