明日もきっと、朝はパン

嘘は書かないようにしてる

四年前の私へ

やあこんにちは。

私です。四年後の。22歳になりました。

こちらは、大学の卒業式を迎えました。

 

何が言いたいかというと、受験おつかれさまってことです。あれほど辛いことは今までなかったよね。モチベーションがなかったことも知ってるよ。でもね、四年後にこうしてあなたに一筆描きたくなるような、そんな大学生活を送れたことを、書くうちに目頭が熱くなりそうなことを、詳細には言えなくても伝えたくて、感謝と共に言葉を送ります。

 

『誰よりも神経質で心配性なあなたが今、どんな気持ちでこれからの新しい生活を送ろうとしているか、私は今、手に取るように分かります。なぜなら私も今、同じ気持ちだから。

 

この四年間がどんなものだったかは言いません。だってそんなの、私がつまらないからね。

 

楽しいかどうかは、これからあなたが知ること。伝える必要はないよね。

 

ただひとつ伝えておきたいのは、頭の中で計画を立てすぎないで、ということです。

 

なぜならそれは、本当に意味がないから。

あなたが勝手に頭の中で描いてる四年間は、おそらく同じようには実現しないと思います。

 

これまでの人生だって、想像通りに行ったことはなかったでしょう?

 

それでいいんです。四年後の私はそれに気づいているし、私は多分、あなたが思う私にはなっていないけど、今のあなたと今のわたし、交わるように変わっていって、頭の中に描いていた私はもう誰でもなくなっています。ここにいるのが私であり、そしてあなたなのです。

 

これから四年間、どんな日々になるんだろう。

 

私にはないこれからを今あなたは持っていて、あなたにはないこれからを、私は持っています。

 

マイナス思考で生まれた不安たちも、こういう形でプラスに返ってくるんだよ。不安はいつか、何かしらの形になるんだよ。

 

そんなことを伝えたくてこの文章を書きました。

 

そしてこれは途中から、もうすぐ27歳になる私から、22歳の私への手紙にもなっています。

 

 

 

 

四月からの新生活。考えすぎずに、計画を立て過ぎずに、がんばるんだよ。今のわたしへ。』