隣のわたし
人と付き合うというのは自分と付き合うことなんだと、最近つくづく実感する。そして、自分と付き合うのが、本当は一番たいへんだ。
くるっとこちらを向いた友達の顔がもし自分だったら、なんて思うと恐ろしくてゾッとする。でもそれは紛れもなく人と付き合う私であって、そんな自分で、私は人と付き合っている。
「ほんとは誰でも自分とつきあうのは大変なんじゃないか。ただ大変なのを自分じゃなく、他人のせいにしてるだけじゃないか」
谷川俊太郎さんのこの言葉に、これまでのいろんな人間関係を思い出して、そして、納得した。
なんだか上手く人と関われないとき、そんな自分が嫌になったとき、それは人と関わる自分を客観的にみるチャンスなのかもしれない。
私も人と付き合うことで自分を知って、等身大の自分を認められるようになりたいと思う。
くるっとこちらを向いた友達の顔が自分でも、それを好きになれるように、私も私と会話しよう。